母子家庭で資産運用できるの?どれだけのリスクが背負えるのか。
母子家庭で資産運用するなら知っておきたいこと
母子家庭では収入が限られてくるケースが多く、
貯蓄を形成することが難しいことが多いようです。
もくじ
近年の日本では離婚率の急激な上昇などによって、
母子家庭、シングルマザーとなる家庭が増えています。
そして母子家庭で抱える大きな問題点の一つが、金銭面です。
ほとんどの母子家庭で金銭面で苦労する家庭が多く、
母子家庭のための救済制度はあれど、やはりお金に苦労する方が多いようです。
しかし、将来お子さんが大きくなって大学や専門学校に進学すればかかる費用、のしかかる負担は母子家庭では非常に大きな負担となります。
そんな金銭面で苦労する母子家庭ですが、
どのようにお金の工夫をすれば良いのでしょうか?
母子家庭でお金に困りたくない
母子家庭でも金銭面で子供に苦労をかけたくない・・
と思っている方がほとんどでしょう。
その為には、まずお金の計算をする必要があります。
・どのくらい自分に収入があるのか
・支援制度で我が家にいくらもらえるのか
・どのくらいの出費があるのか
大まかにシュミレーションをしておくだけでも、
お金の使い方が違ってくると思うので、
母子家庭の収入と出費を計算をしてみましょう。
母子家庭でいくら稼いでいる?
母子家庭ごとに、収入はもちろん違ってくるでしょう。
以前、調査した結果によると、
2017年の女性全体の平均収入は、
200〜300万円帯が一番比率が高いという結果となりました。
このデータを元に仮定して考えてみると、おそらく
手取り17〜18万円程度の収入の世帯が多いと考えられます。
これに加えて、国からの援助や養育費などが加算されます。
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母子家庭で得られる、その他のお金
母子家庭は働いてもらう給与以外にも、得られるお金があります。
まず、国からの手当です。
母子家庭では主に、
・児童扶養手当
・児童手当
が主に給付されます。
これに加えて、自治体によっては児童育成手当を支給しているところもあります。
また、母子家庭ごとに違いはあるでしょうが、
元夫からの養育費の振り込みなどもあります。
これらの金額を合計したのが、母子家庭での主な収入源になります。
では、次に出費に関してみてみましょう。
母子家庭の生活費をシュミレーションしてみる
母子家庭でかかる費用を算出してみます。
(あくまで大まかで私的なシュミレーションなので整合性は高くありません)
試しに母親1人、子供2人で、
毎月必ず必要になる生活費を算出してみると、
・食費:30000円
・家賃:40000円
・光熱費:10000円
・雑費:35000円
・通信費:15000円
・合計:130000円
このような結果となりました。
ここからさらに、各種保険代や子供のお小遣い、車関連の費用などが差し引かれます。
都市部に部屋を借りている方、実家に住んでいて家賃も食費もかからないという方など、様々な母子家庭があるので、今回の記事では子供2人で毎月15万円の生活費が必要と仮定させて頂きます。
すると、一体どうなるのでしょうか?
母子家庭で生計を立てていける?
母子家庭ごとに違いがあれど、
毎月15万程度の生活費を支払い続け、
なおかつ、これから子供の成長に伴って大学や専門学校に子供が進学すれば、
今とは比較にならないほどのお金がかかるようになります。
奨学金制度などもありますが、奨学金は子供に借金を負わせる制度です。
あまりに借入額が大きすぎると、
子供が社会に出た時に大きな負担を背負っていかなければ行けなくなります。
「少しでも子供の負担を減らしてあげたい・・。」
そう思う方も多いのではないでしょうか?
そのために必要なのは将来への貯蓄づくりです。
母子家庭の貯蓄
母子家庭で生計をギリギリで立てている家庭は多いと思います。
しかし、将来お金が必要になった時(子供の進学、自分が病気で倒れる)などの対策もとっておかなければ、大変なこともあるでしょう。
そのためには、将来に向けて貯蓄をしっかりしておく必要があります。
しかし、お金を増やそうとして安易に投資に走るのは危険です。
母子家庭の投資は慎重に!
母子家庭でお金を増やそうとして、多くの方が行き着くのが副業と投資です。
副業ならば元手のかからないアフィリエイトなど、
金銭面のリスクを取らないものもありますが、
投資はそのほとんどがリスクを背負うことになります。
大切なお金を投資で溶かして大丈夫なのか、
後悔しないのかを一度しっかり考えた方がいいでしょう。
また、中には元本保証されているものなどもあるので、
自分の許容できるリスクを把握しておきましょう。
母子家庭で資産運用することについてまとめてみて
母子家庭の稼ぎ頭は自分自身ですが、
色々な制度や副収入も母子家庭ではもらえたりします。
また、資産運用をすることで
「お金に稼がせる仕組み」
を母子家庭のアナタの家庭に導入することもアリでしょう。
しかし投資にはリスクがあることを念頭に置いて、
お金を大切に使うことは徹底するべきです。
投資によって、子供を路頭に迷わせてしまっては本末転倒ですからね。