元本保証される資産運用でも損することがあるってどういうこと!?
「元本保証される資産運用なら損しないじゃないか!全部元本保証されるものにお金を回しとこう」・・それ、かなり勿体無いかもしれないですよ?
参考:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)
もくじ
元本保証される資産運用って?
元本保証される資産運用とは何でしょうか?
資産運用するなら元本保証される安全なもので運用しておけばいい!
これはもちろん間違っているとは思いません。誰だって自分が得た資産を無くすことは嫌なわけですからね。むやみやたらにリターンを狙って投資するよりは遥かに正しい選択だと思います。
ただ、元本が保証される安全な資産運用を自分の全ての資産で行ってしまうとそれは折角のチャンスを逃しているかもしれません。それに元本保証されているからと言って損をしないというわけではないんですよ?
元本保証の意味について
元本保証の意味を知らない人はまず意味を理解しておく必要があります。元本保証とは、「全ての運用期間で金融商品の元本が必ず帰ってくること」です。つまり100万円を運用しようとして、もし運用に失敗してもその100万円という資産が元本保証されるので返却されるのです。そんなもの本当にあるのでしょうか?
確実な元本保証がされる資産運用とは?
確実な元本保証がされる資産運用をするなら、まずは銀行の定期預金がこれにあたります。
銀行の定期預金は普通預金よりも金利が高いのでオススメできます。途中で定期預金を解約しても元本保証はされます。また銀行はペイオフ制度により銀行そのものが破綻してしまった場合でも1000万円までは一人当たりに対して保証されます。(普通預金、定期預金、その他の口座を合わせた額)
また、個人向け国債なども元本保証されます。さらに最低金利が設定されており利息も半年ごとに受け取ることが出来ます。ただ、1年は中途解約ができないですし、しばらくして中途解約した場合はペナルティもあるので注意しなければなりません。
元本保証されても元本割れするってどういうこと?
元本保証と元本割れでは意味合いが変わってきます。30年前、50年前で円の価値は同じでしょうか?違いますよね。
30年前に日本国債に投資したとしましょう。それが元本保証されていても、30年寝かせている間にインフラが進行し、数字上では元本保証されていても実質は目減りしてしまっているわけです。
これって損してるってことですよ?
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元本保証で資産運用できる効率の良い方法とは?
元本保証されている金融商品などで全ての資産運用をしていると、大きなチャンスを逃すことがあります。例えばアベノミクスで日経平均株価は大きく上昇しました。このような時折来るボーナスステージに一部の資産を投資することも、リターンを得たいのであれば必要なのかもしれませんね。
それでもやはり元本保証されているものがいい!というのであれば、普通預金と定期預金は合わせて1000万までにして、国債などを購入しておくこともアリかもしれません。また、地方債や保険商品、公社債投資信託などの元本保証もあります。
元本保証される資産運用についてまとめてみて
元本保証される資産運用のみに自分の資産を全て回してしまうと、チャンスを逃すことはおろか、知らぬ間に損をしてしまうこともあるようです。お金を寝かしておくのがもったいないと感じるなら、元本保証されるもの以外の金融商品にリスクの許容範囲で投資しておくのいいかもしれませんね。
もし、100%元本保証します!年利も高いですよ!という話を持ちかけられたら詐欺の可能性もありますから、注意したほうがいいでしょうね。リスクを抑えて資産運用するなら完全な元本保証とまでは行かないまでも、預金や国債はよっぽどのことがない限り大丈夫な資産運用だとは思いますよ。
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