レバレッジ規制が10倍になった時、トレーダーや業者はどうなるのか

レバレッジ規制が10倍まで引き下げられる！？

レバレッジ規制が10倍に引き下げられようとしています。

ついにここまで来たか・・という感じですね。

もくじ

FXのレバレッジ規制が10倍で導入されるかもしれない！

というニュースが飛び込んできました。

ついに金融庁が動き出したということでしょう。

FX（外国為替信用取引）では証拠金と呼ばれる資金を預け入れ、

レバレッジをかけた取引で自分の持っている資金よりも大きな額で取引することができます。

基本的には差益分で利益を出していきますが、

近年ではFXのスワップポイント狙いや自動ツールによる資産運用を行なっている方も多いです。

現状FXのレバレッジは25倍なのですが、

レバレッジ規制を10倍にする見直しを行なっていることが報道されました。

レバレッジ規制が25倍から10倍になることで、

FXを用いた資産運用を行なっている投資家にどのような影響をもたらすのでしょうか？

レバレッジ規制が引き下げ検討されている

レバレッジ規制が規制されていますが、今回が初めてではありません。

これまでレバレッジ規制は複数回行われています。

前回の規制でレバレッジ規制で25倍を導入した当初は取引量が落ちたそうです。

金融庁は

「決まったことがあるわけではなく、レバレッジ規制の見直しは随時考えており、市場動向などを注視していることは間違いない」としています。

これまでレバレッジ規制は50倍→25倍と引き下げが行われ、

ギャンブル要素がだいぶ抑えられてきており、今回さらにレバレッジ規制が10倍になる可能性があります。

そうなった場合はもちろん、FXの取引に必要な証拠金も変化してきます。

レバレッジ規制が10倍で必要な金額を計算するとどうなる？

レバレッジが10倍の規制で必要な金額を計算するとどうなるのでしょうか？

これまでのレバレッジ25倍では10万円を証拠金として業者に預け入れた場合、

10万円×25倍で250万円の取引ができました。

もしFXのレバレッジ規制が10倍になれば、

10万円×10倍で100万円の取引が上限になるわけです。

レバレッジ規制が導入されれば必要な証拠金もこれに伴い大きくなるわけですが、

現在FXでレバレッジを大きくかけて取引をしている方はこれからどうしたらいいのでしょうか？

レバレッジ規制後のFXで資産運用をしてる人はどうしたらいいの？

レバレッジ規制後でも引き続きFXで資産運用をする人はこれからどうすればいいのでしょうか？

FXのレバレッジ規制が10倍に引き下げられれば、FXの特徴である

「少ない証拠金で大きなお金が動かせる」という利点が弱くなります。

また、スキャルピングやデイトレードを中心に行なっている投資家はレバレッジ規制が起きれば、これまでと同じ数量で取引する場合、必要な証拠金を入金しなければならないといったことも起きるでしょう。

このレバレッジ規制により、個人投資家はもちろんのことですが、業者もFX取引を行う顧客が減ってしまえば、当然影響が出てくるでしょう。

レバレッジ規制でFX業者は倒産するのか？

レバレッジ規制が10倍で導入されればFX業者は倒産してしまうのでしょうか？

もちろんこれは業者の財務状況次第でしょうが、

レバレッジ規制を10倍にすることでFXから離れるユーザー数にも左右されるかと思います。

すでにFXで専業となっているトレーダーが離れることはほとんどないでしょうが、

兼業トレーダーや他の市場でもトレードを盛んに行なっているトレーダーは、

レバレッジ規制が10倍になることでFXから距離を置くかもしれません。

今は仮想通貨投資なども主流になりつつありますからね。

仮想通貨投資に関する記事

ただ、倒産に関していえば証券会社系列の業者であれば規模が大きので、

まあおそらく大丈夫なのではないでしょうか？

逆に中小規模の業者であれば潰れる可能性も無くはないかもしれませんが・・。

レバレッジ規制が10倍になった時についてまとめてみて

FXのレバレッジ規制について今回まとめてみました。

これまでFXのレバレッジ規制は50倍、25倍とだんだんと引き下げが行われています。

10倍へのレバレッジ規制は現在は検討中とのことですが、

これまで実際に引き下げは行われてきておりますので、実際にレバレッジが10倍に規制されることも

十分起こり得るかと思われます。

実際に10倍に引き下げが行われても、それに対応できるように

証拠金などをしっかりと管理できるようにしておくことが必要でしょう。

また、FXでハイレバレッジをかけて取引している方は

リスクの面などで資産運用のあり方を見直すきっかけなるかとは思います。

悪い方にだけ捉えず、今回のレバレッジ規制に対応できるように

準備をしておくことが必要かと思います。

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