60代で資産運用を始めるのは今さら??20代より有利な点もたくさんあります!
もうすぐ定年退職する私が今更、資産運用したってたかが知れてる・・そう思ってませんか?60代からでも資産運用を始めることは出来るのはもちろんのこと、若者よりも優れている点もたくさんありますよ!
もくじ
60代で資産運用を始めようと思っている方へ
60代で資産運用を始めようとしている方もいると思います。
本来資産運用は20代から始めたほうが効果的なことは間違いありませんが、60代から銀行預金以外の資産運用を始めようとするのも、やらないよりはいいかと思われます。
そもそも、今の60代の方は銀行預金でも十分なリターンを得られていました。郵便局の定額預金はオイルショック後の1975~1980年あたりで定額利回りは12%ほどと、下手に投資するよりは遥かに効率のいい資産運用だったかと思われます。
ただ時代も変化し、現在は超低金利時代に突入し、日銀の政策は年間2%のインフレを目標に掲げています。預金だけでは徐々に首を締められるような政策を打ち出してしまっているんですね。では、どうすればいいのでしょうか?
全然今からでも遅くない60代の資産運用
全然今からでも、60代からでも資産運用は遅くありません。もちろん早くから資産運用をしたほうが「時間」という部分で有利なわけですが、60代ならではの「貯蓄」というアドバンテージが若い人よりはあるわけです。
他にも60代ならではの有利な点というのもたくさんありますので、自分の今置かれている状況を生かして資産運用をすることが望ましいでしょうね。「60代だから今更始めたって遅いし・・」と思うかも知れませんが、20代にはない60代ならではの資産運用のメリットがあります。
60代ならではの資産運用のメリットとは?
60代ならではの資産運用のメリットは何があるのでしょうか?
まずは先ほど申し上げたように、「貯蓄」という部分でアドバンテージを取っていることです。金額が多ければ多いほど、資産運用では年利が多少低くてもリターンを望めます。
例えば、100万円を年利10%で運用すると一年後に110万円で10万円の利益を出せますが、1000万円を年利2%で運用すると1年後に1020万円で20万円の利益を生み出せます。そのため、元手が多ければ少ない利率でもリターンは十分望めるわけですね。
また、60代のほとんどの人は子育てが終わり、住宅ローンなども払い終わっているか、もうすぐ払い終わる人が多いと思われます。そのため、ローンを新しく組む機会なども減るので金利などを気にせず資産運用ことが可能になりますね。
注意したい60代の資産運用とは?
もちろん、注意したい60代の資産運用もあります。
60代の方は老後のために、やはりそれなりに資金を準備しておかなければならないようです。60歳から85歳までの25年間で、月に20万ほどの生活費が必要と仮定すれば20万×12ヶ月×25年で6000万円が必要となります。これに医療費を1000万と仮定し、住宅リフォーム代を300万と仮定しておよそ7300万円が必要になる計算になります。
ここから25年分の年金(夫婦2人分)を引いた金額が必要な金額になってくると思いますが、退職金なども合わせてだいたい3000万ぐらいはあったほうがいいのかなと思います。
また、若い人と違って労働で収入を得ることが厳しくなってくるのは間違い無いでしょう。20代であれば株などで失敗しても働いて資金を取り戻すことも出来ますが、60代になると損失を出した資金を労働収入でカバーするのは厳しいと思われます。
効果的な60代のポートフォリオとアセットアロケーション
では効果的な60代のアセットアロケーションとポートフォリオとはどう組んだらいいのでしょうか?資産運用をする上では計画と目標設定は重要です。どのくらいの利率で運用できれば、自分の目標金額に到達するのかなどを意識しておくだけで、最適な資産運用が出来るでしょう。
ポートフォリオとアセットアロケーションの違いについてはこちらから
「60代だけど3000万円も貯金ない!」という方もいると思います。じゃあ、株式などリターンが望めるものに多く投資するのか?と言われれば、それはリスクが高いでしょう。基本的には「100から自分の年齢を引いた数字」が自分の背負えるリスクとなります。60代であれば多くても30〜40%程度までがいいかと思われます。
また、人によっては質素に慎ましく生きれればいいという考えの人もいますし、地域によっては必要な資金も変わってきますので、3000万円も必要ないという方もいると思います。そうであれば、自分のライフステージに必要な資金をその時に考えてリスクを抑えた運用をすることも必要でしょうね。
自分が60代になった時の資産をイメージしてみる
自分が60代になった時の資産をイメージすることはできるでしょうか。
先ほど退職した時に3000万円ほどあったほうがいいと記述しましたが、退職金を十分にもらうのも今の社会では難しいことが多いです。そのため、退職する前に資産を築いておくことは重要ですが、計画をしっかり立てておくことが必要です。
20〜30代の若い人は今のうちからゴール設定を明確にしておき、計画を立てておけば余計なリスクを背負わず資産運用ができるかと思います。
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60代で資産運用を始めるをまとめてみて
60代で資産運用を始めることについてまとめてみましたが、それぞれの年代で特徴やアドバンテージがあり、それを生かすことで60代からでも効果的な資産運用が出来ることがわかりました。
背負えるリスクは若い人に比べると、60代ではどうしても劣りますが貯蓄などの面でアドバンテージを取れると思いますので、自分に見合ったポートフォリオを組んで資産運用を行うことをオススメします。