退職金で資産運用する前に知っておきたいコト。1500万円を溶かした知り合いの話。
退職金で手元に大きなお金が入ってきたのに、
すぐに破産してしまう人がいます。
もくじ
退職金で資産運用するときに気をつけること
会社に長く勤めた報酬として支払われる退職金は、
大きな金額であることが多いです。
特に年齢を重ねるほど、もらう機会が増え、
退職金の金額も大きくなる傾向にあります。
しかし、1000万円以上の大金を手にしたのに、
破産してしまう人などが大勢います。
それは何故なのでしょうか？
そして、どうすればこのような事態にならずにすむのでしょうか？
退職金は一気に資金が増えるイベント
退職金は勤めた期間が長ければ長いほど、もらえる額が大きくなりますよね。
そうやって得た退職金が1000万円を超えるような金額だったり、
自分の年収以上の額だったりすると、
お金をどう扱っていいか戸惑うことがあります。
退職金を元手に投資を始める人が多い
退職金のような大きな金額が手元に入ると、
「貯金だけじゃもったいないですよ」
と忠告してくる人が大勢います。
「退職金を元手に投資を初めてみませんか？」
という誘いは非常に多いのです。
退職金で投資を始めるのは危険
退職金などのまとまったお金で、
いきなり投資を始めると非常に危険です。
というのも、多くの投資家はだいたい失敗を経験しており、
プロの投資家でも損失を出すことは普通にあります。
これまで投資経験などが無いにも関わらず、
いきなり退職金を元手に始めると、
失敗する可能性が非常に高いです。
退職金は本当に使っていいお金？
退職金を本当に投資に使ってもいいのかということを考える必要があります。
というのも、投資は基本的に余剰資金で行うことがセオリーです。
無くなっても生活に支障をきたすことがないぐらいの金額がいいかと思われます。
でなければ、退職金を使い込んでその後、
人生に大きな支障をきたす可能性が高くなります。
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退職金を使い込んでしまった・・
退職金は大きなお金であることが多く、
手元に入るとこれを元手にリターンを！
と考えがちです。
しかし、実際に退職金を使い込んで財産が無くなってしまった人も大勢います。
私の友人の父も、退職金を使い込んで非常に大変な状況
になってしまったという話を聞きました。
退職金の1500万円を投資で無くした知り合いの話
退職金を実際に使い込んでしまった知り合いの話を紹介します。
友人の父が数十年勤めていた会社を辞め、
退職金1500万円ほどを受け取りました。
すると周囲から、
「退職金を貯金に回しておくのはもったいない！」
と言われて、投資に興味を持ち始めた友人の父は、
ハイリスク&ハイリターンな投資先に資金のほとんどを投入し、
退職金のほぼ全てを失ってしまいました。
このとき、すでに還暦を迎えており、
この退職金は老後のために使う予定でした。
しかし、その全てを失い、友人の父はうつ病にかかり、
友人の母はリストカットで病院に運ばれたりと散々なことになってしまいました。
投資に失敗して、老後の資金がなくなり、
人生が崩壊しただけでなく、
家族の人生にも大きな影響を及ぼしてしまいました。
退職金の使い道を今一度考えてみる
退職金を全て投資に使うなんてバカバカしいと思うかもしれませんが、
急に手元に大きな金額が入ってくると、
周りが見えなくなることもあります。
そのため、退職金が入る前に金額を想定し、
何にどれだけ使うのかを考えておくべきでしょう。
その退職金がなくなると、これからの人生にどれだけの影響が出るのか、
大切な人の人生にどれだけ影響が出るのかを考えておくといいかもしれないですね。
退職金で資産運用することについてまとめてみて
退職金は大きなお金です。
その額の大きさに冷静さを失い、
投資に資金を回し、失敗した人は大勢います。
特に高齢であれば、再就職したりすることも難しいので、
退職金を失っても、その後の人生で
取り戻せる可能性は非常に低くなります。
その辺をしっかりと理解して、
退職金の使い方を今一度考えておくといいかもしれませんね。
