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20代前半からの資産運用

資産運用関する記事を更新しています。様々な投資についてや、実際の体験談などを元に初心者の方でも分かりやすいように解説していきます。※あくまで投資は自己責任でお願いします。

ポンドで資産運用って出来るの?なぜFXでは短期取引に使われるのか

ポンドでの資産運用を考えてみる

ポンドをポートフォリオの一部に組み込むなら、通貨の特徴を知っておく必要があります!

 

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もくじ

投資・資産運用をする際に、投資家が必ず行うことが、

・アセットアロケーション

・ポートフォリオ

を組むことです。

 

例えば、

貯金に40%

株式に30%

不動産に20%

外貨預金に10%

のように、まずは自分の資産を分配していきます。

 

このポートフォリオで、外貨預金(もしくはFX)に注目してみます。

するとドルや円に加えて、デフォルトでポンドのチャートを表示させている証券会社がほとんどです。 

 

というのもポンドは世界4大通貨の一つで、ドル、ユーロ、円、ポンドは基本的にどの通貨ペアで取引していても投資家は確認しています。

 

このポンドという通貨はFXのスキャルピングやデイトレで好まれる通貨として有名ですが、本当にそれだけなのでしょうか?

 

今回は、ポンドという通貨の特性や資産運用などでは用いられないのかなどをご紹介していきます。

ポンド・ペンスはイギリスの主要通貨!

ポンドはイギリスの主要通貨です。

1ポンド以下はペンスという単位で統一されています。

 

世界で一番使用されている通貨、米国ドルで考えてみると、

ドル→ポンド。

セント→ペンス。

 

価値は違いますが、イメージはこれでOKです。

ポンド通貨の特徴

ポンドの大きな特徴はそのボラティリティの高さ

 

ボラティリティとは変動率のことで、通称ボラ(以下:ボラ)とも呼ばれます。

 

ポンドはボラの高い通貨なので、値動きが激しく、ポンド/ドル、ポンド/円、ポンド/ユーロのどれも短時間で大きく値が動きます。

ドル円などと比べると一目瞭然ですね。

ポンドは短期取引が中心

ポンドはそのボラティリティの高さから、短期取引(スキャルピング、デイトレード)が中心です。

 

値動きが激しいため、スキャルピング(数秒〜数分)でも、大きく利益を出せるため、トレーダーから人気を集めていますが、逆にいえば、それだけ短時間で損失を出しやすいとも捉えることができます。

スキャルピングは儲からない?

FXで人気の取引手法である、スキャルピングですが、投資家で儲かっているのはごく僅かだと言われています。

 

9割以上の退場者がいる投資の世界で、スキャルピングは特に儲からないと言われていて、チャレンジしてみるものの、結局スイング〜長期保有になったというケースも多いようです。

 

私自身、以前スキャルピング手法を導入して、FXでポンド円の通貨ペアを取引していまいしたが、上手くいかなかった経緯があります。

ポンド円の手数料

ポンド円はドル円のような通貨ペアと比べとやや手数料が高くなります。

 

例えば、FXでドル円を取引しようとすると、スプレッド0.2〜0.3銭(1万通貨の取引で20円〜30円)が証券会社の主流です。

 

これに対してポンド円のスプレッドは1.0〜1.8銭(1万通貨100〜180円)が多く、証券会社によっては6.0のところもあります。

 

また、ポンド通貨の取引は短期決済が主流であることを考えると、1日に数十回も繰り返せば、手数料はかなりの金額になりますよね。

ポンドをスイング〜中長期で保有するのはどうか

ポンドは短期取引で好まれる通貨ですが、中長期で保有するのはどうでしょうか?

 

近年のチャートを振り返ってみれば、記憶にも新しい「イギリスのEU離脱」時には、ポンド円のチャートが1時間で2700pips(27円)の急落を記録するなど、為替相場に甚大な影響を与えました。

 

こうした変動の幅にも耐えられるポジション管理や、チャートが戻ることを念頭にポジションを仕込んでおくなどの戦略が取れれば、中長期での保有も可能といえるでしょう。

 

実際にEU離脱宣言後にすぐポンドを買って保有して、1500pip近い利益を出している人もいるようですよ。

 

ちなみに、ポンドの買いスワップはドルの半分以下ほどの証券会社が多いようです。

ポンドでの資産運用についてまとめて

ポンドはかなり変動の大きい通貨です。

 

短期取引でも、長期取引でもドル円などの通貨ペアに比べるとかなりリスキーであることは間違いありません。

 

そのため、初心者ではおすすめ出来ない通貨ペアであるといえます。

 

ただ、実際にポンド円の取引、ポンドの保有で、生計を立てるほど利益を出している人もいるので、慣れてきたらポンドにチャレンジしてみるのもありかもしれませんね!

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