資産運用のポートフォリオとアセットアロケーションについて
もくじ
ポートフォリオとアセットアロケーション
ポートフォリオとは
資産運用におけるポートフォリオとは金融商品の組み合わせのことです。特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを示します。一概にポートフォリオを組むといえば
・どの銘柄の株式をどれだけ保有するか
・どの仮想通貨をどれだけ購入するか
・どのような投資信託を利用しようか
などを検討し、全体の割合を決めて計画を立てます。
アセットアロケーションとは
同じように使われる言葉でアセットアロケーションという言葉があります。アセットアロケーションとは一言で言うと「資産配分比率」です。資金の運用方法は複数あり、どのように配分するかを決めることで自分の投資計画を明瞭にし、計画的に投資を行うことができます。
・株式の方が債権よりもリターンが大きいから株式を多めに保有しよう
・株式を全体の何%にしようか
・株式は国内株式を何%にしようか?海外株式を何%にしようか?
などを考えていきます。
ポートフォリオとアセットアロケーションの違い
この2つはよく同じ意味合いで使われることが多いのですが、簡単に言うと、
アセットアロケーション:資産をどのジャンル(株・貯金・債権など)にどの程度分配するか
ポートフォリオ:そのジャンル(株)のどの銘柄をどれだけ買うか
と言う使い分けをします。
こうしてみるとどちらも運用計画を立てる際に「どれにどのくらい〜」といった点は似ていますが、まずアセットアロケーションを決め、次にポートフォリオを決めるような手順が望ましいかもしれません。
1.まず、アセットアロケーションを組み、自分が許容可能なリスク(投資可能金額)を決める。
3.アセットアロケーションで決めた資産の種類の内訳としてポートフォリオを組む。
例としてあげるのなら
1.20代で一人暮らしで妻子なし。借り入れは毎月車のローンが月に2万円。自分で稼いだ給料を好きに使える人がいたとします。200万の貯金があり、リスクを許容できるののは50%の100万円までとし、これを投資に当てることにしました。
つまりここでの資産の配分は50%が投資、50%が貯金です。
2.投資のうち、国内株式に50%、仮想通貨に30%、FXのスワップポイント狙いで新興国通貨を購入(外貨預金に近い)で20%のアセットアロケーションを組みました。
3.次にジャンルごとにポートフォリオを決めていきます。国内株式の50%は「SONY」、残りの50%は「ガンホー」に投資します。仮想通貨は50%を「ビットコイン」、25%をイーサリアム、25%をイーサリアム・クラシックに投資します。FXのスワップポイント狙いは全てトルコリラに投資します。
ゴール設定によって変わってくる
このようにして、アセットアロケーション、ポートフォリオをしっかりと構築し投資を進めることで自分の許容リスクを超えていないか、買い足しが出来るかどうかなどをしっかりと判断することが出来ます。
これは自分が将来どのくらいの資産が必要なのか、資産を構築してどうなりたいのかという目標を明確にするとより計画的に資産運用できるかと思います。
資産運用を始める前に