SHIINBLOG

20代前半からの資産運用

資産運用関する記事を更新しています。様々な投資についてや、実際の体験談などを元に初心者の方でも分かりやすいように解説していきます。※あくまで投資は自己責任でお願いします。

FX初心者が専業トレーダーを真似てトレードすることは悪いことなのか?

 FX(外国為替信用取引)では、通貨の売り買いで利益を得ることが基本です。大概の人は負けを繰り返し、何度も何度もトレードし、検証を重ね、常に新しい知識を入れる為に勉強し、経済の流れに気を配り、株価なども見ながら利益を積み重ねていきます。

 しかしながら、すでに安定して利益を積み重ねているプロのトレーダーの方が自らのポジションを公開している場合があります。

しかもTwitterなどではかなりリアルタイムです。

スキャルピングでは難しいかもしれませんが、デイトレ〜スイング程度ならほとんど誤差なく同等のポジションが取れる・・

 

「あれ?これプロのトレーダーのポジション真似れば絶対勝てるんじゃね?」

 

そう思った僕はすぐさま実践しました。

その結果とその後どうなったかを今回は書いてみようと思います。

 

もくじ

きっかけはどうやっても勝てないと思ったから

半年ぐらいでどうやっても勝てないなんておこがましいと思いますが、やはり初心者にとって、目の前の資金がじわじわと減ったり、コツコツドカンといったりしてはかなり苦しいものがあります。そして、

「FXなんてどうやっても勝てない!」と自暴自棄になってしまったり、一発逆転のハイレバレッジで勝負したりしがちです(というか僕ですw)

 

しかしもちろん結果は知れていますので、一時期ただトレードだけをし、勉強や分析をせずに相場に望んでいた時期がありました。

そんな時にちょうどブログでアクセスを集めたく、Twitterを始めて、色々な専業トレーダーや、自分とライフタイムの類似している兼業トレーダーのフォローしました。すると、どうでしょう。専業トレーダーのツイートで衝撃を受けました。

専業トレーダーのツイートの特徴

 ・相場の大まかな方向性を説明してくれる人(もちろん主観)

買いオーダー売りオーダーの比率を定期的に投稿してくれる人

・速報で為替に関係するようなニュースを上げてくれる人

今後の経済指標の日程や、どの指標に相場が注目しているか説明してくれる人

・初心者用のオススメ記事などをリツイートしてくれる人

などなど

 

これは初心者にとっては完全に宝の宝庫・・!圧倒的っ・・!

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これで勝てる!と思った僕はそこからプロのポジションを真似てトレードを始めます。

結果的に言えばプラス収支になった

やはりどのあたりに損切りラインを置くとか、どの辺で利確するとか、明確に打ち出しているので、あらかじめラインを自分で決めて置くことでこれまでにないくらい、がっつりpipsを抜くことが出来ました。

 

それまではどうやっても勝てない!と思っていたので、初めて月単位でプラス収支を出した時は非常に嬉しかったです。しかもこれまでからすると考えられないほどプラスでした。まだまだpipsが稼ぎたかった僕は、短期でトレードする方のフォローを増やし、スキャルピングにまで手を伸ばしました。

 

するとついに「FXは勉強せずとも人の真似だけしてれば勝てる」という幻想がぶち壊され始めます。

完全に人のせいにするトレーダーがここに誕生

既にこの時の僕はTwitterで情報収集し、専業トレーダーがとったポジションをそのままとるだけという、セルフミラートレードに行き着いたのです。利益が出ればさも自分の実力のように感じ、損切りすれば専業トレーダーにイライラし始めるようになりました。

すると3月ごろ、FOMCの発表時にTwitter上の予想(個人的にフォローしている人たち)とは裏腹にチャートが逆行。慢心しており、損切りラインも入れておらず、レバレッジもかなり掛けていました。一気に損失が膨らみます。

どうしていいか自分で判断できない

人の真似ばかりしていた僕はどうしたらいいかを自分で判断できず、まずTwitterを確認することに。しかし、午前3時ぐらいなのでフォローしている人たちも寝ていたり、ここで損切りするかどうかなどの情報を投稿してくれる人はいませんでした。

 次の日、損失はとんでもないことになりフォローしていた人たちは「昨日は逆行しましたね!大丈夫でしたか?」とか「損切りされちゃいましたね^^;」とか投稿しています。しかし、それを見ても「どの辺に損切りラインを置いておけばいいか書いてなかったじゃないか!」と思ってしまうほど人任せになっていました。

ようやく自分の愚かさに気づく

イライラというか喪失感というか絶望感だったのかその時の感情はわかりませんが、過去最大の損切りを食らい「自分には何もない」ということに気づけました。

 

結局、これまで自分がやっていたのは人の真似だけして考えるのをやめ、楽をして稼ごうと思いつき、完成したスタイルだったのです。このままこのスタイルを貫いた時、ショックや急落、様々なアクシデントが発生した時、自分で考えることが出来ず、頼りにしていた人から情報が得られない場合、自分で対処できない僕に未来はないと感じました。

まとめ(行き着いた現在のスタイル)

人の真似が悪いとは言いませんが、真似だけをしていると相場の急変に対しての対応力が非常に弱くなります。考える力が育っていないからです。

 

現在、僕の取っている方法はまず、自分でラインを引くなり、指標をチェックするなり、ここからこの辺に損切り〜利確を、とまずあらかじめ考えます。

そして一旦決めたら、次にフォローしている人たちのポジションの持ち方などをチェックします。明らかに自分の考えが間違っていたらトレードを見送るなどしますが、そこそこ相違はあってもポジションを取ったりすることが多いです。

初心者にとって専業の真似をすることのメリット

・資金を減らさずトレード出来ること

正確に言えば資金を大きく減らす可能性が低くなるということになります。資金が減ってはトレードできなくなるor退場してしまうので、元も子もありません。しかし、完全にこれに頼ると散々言いましたが、自分の能力は全くと言ってほど育たないので、自分でもしっかり分析することが大事だと思っています。

 最初はかなり複雑に見える分析ですが、回数をこなし、自分の分析を専業の考えなどと照らし合わせたり、修正していけば、どういう考えで専業が分析しているかがほんのちょっと見える気がしています。

僕はゆとり教育ですが・・いや、ゆとりだからこそ自分の頭で考えられるようになりたいと思いますね。

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